トレーニングや食事管理を始めると
やらなくちゃいけないという精神状態に囲まれます。
折角頑張っているんだから・・・
お金を払って指導を受けているんだから・・
色々な犠牲や労力、時間を費やすと人は対価を
得たいがが故に自分を追い込むという事を時に行ってしまいます。
この記事ではそうした自分を責めてしまい
精神的にきつくなった時にどうすればよいのかについて
解説していきます。
Contents
ストレス発散も休憩もリラックスも全て前に進む行為
ガチガチに固めて心が窮屈な時、
それは一見すると悪い事のように思えます。
勿論精神がそれで病んでしまって、
身体が逆に思うように使えなったり動けなくなってしまっては
それは確かにダメなんです。
ですが、そういった状態を一度見直してみましょう。
もしそういった状態になったとしたら
それはあなた自身が自分と向き合っている証拠です。
ガチガチに心を固めてしまっている状態というのは
一生懸命に前に前に進もうとしているから
やってしまっている状態なのです。
結果が欲しいからどうにかトレーニングや食事管理を
無理してでもしなくちゃ・・。
これって結果は悪い状態ですけど、
気持ちは凄い前向きな状態なわけです。
そうした気持ちの強さ故に起きてしまってるので、
ここで一旦自分を見つめなおす方が良いです。
以前も書きましたが、フィットネスは幸せになるためにするものです。
幸せになる一つの手段としてフィットネスを行うべきなのに
無理してあれもこれもとやる必要はありません。
心が前向きな状態になっているのならば、
そこで一旦自分を見つめなおしてください。
そうすると気持ちが楽になります。
強制されるべきものじゃない。
それで苦しんでるなら本末転倒だって
ちゃんと気づけていなかったらそれは向いている方向が一辺倒になって
心が狭い状態になってしまっています。
一番いけない事は自分で自分の首を絞める事
一番いけないことは辛い時に無理をして自分の行動を
制限してしまう事。
本当に頑張って頑張ってそれでも苦しい時というのは
必ずあります。
でもその時に今やるのがキツくてもそれが一番最短だから・・・
今休むのは絶対ダメなんだから・・・
といって無理やりトレーニングや食事制限をしないでください。
※あくまで普段からちゃんとやっている場合を対象に書いています。
そういった強制的に行動するのは良い時もありますが、
大半はストレスを大きく抱えます。
競技者でもないのなら基本的には
自分の気持ちがしっかりコントロール出来ている時に
トレーニングや食事管理をするのが一番です。
最短の行動だけで全てが上手く行くわけではない
特に私の元にも多いのが、
胸肉や玄米等を脂も調味料も使わずに食べていて凄いストレスです。
とか言ってくる人がまれにいるのです。
そりゃそんな生活してたらストレスたまりますよって答えました。
その方はそれが身体づくりにおいて最短だと思っていたんですよね。
だけど自分の心は蔑ろにしていました。
その結果彼はモチベーションがなくなりトレーニングから結果的に離れる
事になってしまいました。
しばらくしてから戻ってきましたけども。
勿論競技者だったり、減量末期でバリバリにするとかなら
そういった食事の意味は分かります。
でもそういった食事がいくら身体に置いて最短であっても
心に置いては最短ではないのです。
だって普通の人って普通の生活があって
その中で出来る事しか無理なんです。
それを強制的に最短だからっていって無理をすると
必然的にしっぺ返しをくらいます。
根性と信念は違うという事
きつい時に逃げ出すなんて結果を手に入れられないだろ!
もしあなたがこんな事を言われたらなんて答えるでしょうか?
私だったらお前には関係ないって答えますね(笑)。
よく休む事と逃げ出す事を混同してしまう人がいます。
トレーニングが出来ないくらい身体がキツイ状態だから休養するべきなのに、
一日さぼっちゃったねなんて言う人ってたまにいます。
そういったがむしゃらな根性論はナンセンスです。
私たちは手に入れたい目標があって
大きく言うとその為の信念がそこにあるわけです。
辛い時きつい時に無理をするのはただの根性論です。
信念があれば目標の為に今何をするべきかをしっかり捉えられます。
それが例え休むという選択であっても、今自分のケツをはたいて追い込むべきかも
であっても目標に必ず結びつくのならそれは信念です。
前だけを向き続ける必要はない。横を向いても新しい学びはある
身体づくりをしていると常に前に進みたくなります。
ダイエットをしていればいち早く体脂肪を落としたいですし、
筋力アップの為なら早く筋肉が欲しいはずです。
でもそればかり見ていると凄い疲れます。
勿論本人の気持ちが乗っている時なら全然問題ありません。
問題な時はそれが苦痛に感じてしまっている時です。
やらなきゃの状態になっていて前だけを見ているよりも
そうした時は休む事で見えてくる視点もあります。
休む事で気持ちが切り替わりその後のトレーニングに力が入り
やりやすくなったり、
休む事で食事制限に無意識的にかかっていたストレスが抜けたり
前だけを向いてばかりじゃなくても
気づきや役に立つときは必ずあるのです。
問題はそれを受け入れられるかどうかという事。
ストレスを抜かずに自分を責め続けると・・
私の実体験なのですが、過去に期限を決めて極端な食事制限や
ハードなトレーニングをしていました。
いつも頭の中はやらなきゃで一杯でした。
人付き合いは断ち身体が疲労していても
無理してジムに行っていました。
身体全体が筋肉痛の為まともにすら動けません。
でも無理をして非効率的なトレーニングをしていました。
ストレス解消なんて一切ありません。
この自分で決めた期限すら出来ないなんて情けなさいと
自分を責めながら毎日を過ごしていました。
でもこうなった時に限界が来ました。
トレーニング中に力が一切入らなくなり、
休む事になりました。
そこで気づいたのが、休む事の重要性でした。
休んで上げた事で身体は回復し、頭もすっきりし、
トレーニングの質やモチベーションがまた戻ってきたのです。
そしてその時に前ばかり見ている事が重要なわけじゃないと
いうことに気づきました。
前“だけ”を見るのは単純に楽だから
成果も出来にくい状態なのに自分の前だけ見ている精神状態のせいで
本末転倒な結果になりつつあったのに
それにすら気づけなかったのです。
そこから私が気づいたの事の一つが
人は前だけを見ている方が楽だからそうしているということでした。
トレーニングや食事管理だけしていればというのは
それだけしていれば楽だからしていたんですね。
勿論身体的にはきつかったですが、精神的には前だけ見ている状態ってのは
楽なんです。
でも身体の状態ってのは見えるけど心や精神的な状態って見えないから
特に日本人の我慢性質から見ても前だけ見ているのは楽なんでしょうね。
フィットネスは運に左右されない。それだけでも凄い事
これは精神的にきつくなった時に思い出してほしい事なんですが、
身体づくりにおいて“運”は絶対にないという事。
世の中の殆どの事がどんなに頑張っても運が多少なりとも
関わってくる場面があります。
でも身体づくりは絶対にそれがありません。
自分が選択してきた中で身体が作り上げられます。
それをポジティブに捉えてください。
自分がちゃんと順序よくやれば
“必ず”結果がついてくるものなんだと。
全ての人がやるべきことをやれば必ず手に入ります。
殆どの方が良い身体になれないのにはそのやるべき事が間違っているからです。
運に左右されないフィットネスだからこそ、
辛い時に感情を優先して動くのではなく、
目標の為の正しい選択をしなくちゃいけないと思い出してください。
辛い時にこそ、食べる、寝る
本当に精神的に我慢できなかったり辛い時
あなたはどうするでしょうか?
今の私はもうどうするのが最善なのか答えを知っているので
一日ちゃんと食べて、リラックスをして休む事を選びます。
これは“必要な事”だからです。
精神的な疲労って本当目に見えないんです。
特に日本って根性論があります。
多少無理をしてもどうにかなると思うのが日本人の性質です。
でも精神や心が与える影響力って本当に大きいです。
別記事でも書きましたが、
心や精神が物事の判断を決めます。
その後に私たちは体を使ってそれらを実行にうつしていくわけです。
でもその大元にある心が正常な状態でなかったら
当然行動も正常な行動がとれなくなってしまうのです。
ぶっちゃけるとフィットネスって人間の身体なんでやる事は
誰しもがベースは同じです。
トレーニングをして適切な食事をする。
これだけです。
だけどどうしてこれが出来る人と出来な人に分かれるのかというと
心や精神的な部分のアドバイスがされないからです。
自分の事なんだから自分の考えで生きていけば良いと言われたら
それまでなんですが、
でも実際心がやりきれなくて続かなくて挫折したなんて方
いるんですよね。
私は自分でもそういった時期を経験したり、
トレーニング指導している方でも体の状態は良いのに
精神的にきつくなって身が入らないなんて方も多いです。
自分の心や精神状態を見つめなおすって
本当に難しいです。
だってそんな事人生の中で中々しないじゃないですか。
身体とかは目に見えるから
咳き込めば風邪かな?とか血が出れば怪我したって
分かりますけど、
メンタルに関しては判断基準がないし、見えないですからね。
でもメンタルが行動に与える影響力って本当に大きいので、
もし行動が上手く行かない時は自分のメンタルの状態をしっかり見直してあげると良いです。
コメント