身体作りにおいてトレーニングや食事の重要性は必ず語られますが、
精神的な物事の捉え方に着目して解説している
サイトやトレーナーは少ないのではないでしょうか。
私は人に指導する際に必ず心(マインド)が大事と伝えます。
それはなぜかと言うと心というのは目に見えずあまり深く考えません。
ましてや肉体を変える事と精神的な事のつながりなんて
殆どの方が関わりないと思いますよね?
でも違うのです。
1番重要なのがこのパフォーマンスマインドなのです。
この項目ではそうしたパフォーマンスマインドについて解説をしていきます。
Contents
パフォーマンスマインドとは?
パフォーマンスマインドとはある特定の事を行う時に
成果がキチンと出せる心の状態を表します。
このサイトでは身体を作るのが目的なので
例えばダイエットが上手くいかないとか
トレーニングが続かないといった心の内面が上手くいかない時。
そういった時にパフォーマンスマインドが悪いといえます。
そしてパフォーマンスマインドが悪いと結果的に体が上手く作られない
理由について下記で解説していきます。
続かない時は自分の心と向き合ってみる
マインド以前に人間が行動を起こす時に
特定のステップがあります。
それはまず頭で考えて整理をしてアクションを起こすという事です。
どんな人間であっても必ず行動する前にまず頭の中で考えてから
それをするべきなのか、何故それをするのか、
するべきメリットは何なのか?
といった事を必ず考えるわけです。
なので人の行動自体を成功させたい場合、
まず見る部分は心を見てあげる事が大事になります。
動機というやつですね。
動機自体は何でも良い?
この動機自体はハッキリ言ってどんなものでも良いです。
大事な事は自分がどれだけそれが重要な事で本気で思えているのかという事。
動機自体は異性にモテたいとか
強い身体が欲しいとか、家族のために健康でい続けたいとか
中身は本当何でも良いのです。
私がどうしてこれが大事かというと
トレーニング指導する際に結果を出す人とそうではない人の違いが
ここにある事に気付いたからなのです。
大半の方の動機というのは大体被ります。
若い男性ならカッコよくなりたいと願う裏側の気持ちは
異性にモテたい願望がありますし、
女性の痩せたいは綺麗になって自分に自信を持ちたいからですし、
年配で健康を維持したい人とかだと
家族に迷惑をかけたくないという思いがあったりします。
体を作る時に特別な理由なんて殆どの人にありません。
大半の人が動機は似ているものです。
でも何故かその中で継続が出来て成果を出す人間と
継続も出来ず成果が得れずに嘆いてしまう人間に分かれるのです。
これを分析したところ1つの答えが分かりました。
それはどれだけ本気でいられてるかどうか。
情熱があるかどうかなんです。
トレーニングや肉体作りというのはいつでも始められます。
これ故にどうしても今からじゃなくても良いという気持ちが働いてしまいます。
でも叶えたい動機があり、そこに本気な人ほど情熱が生まれます。
その情熱は自分の行動力を自然と上げてくれるというわけです。
また情熱をかけて本気になればなるほど
人は時間の大切さと自分の労力に目を向けるようになります。
そうなると途中で辞めた分、費やした労力が全て水の泡になるという事を理解し始めるので
続くようになるのです。
いつでも出来る事だからこそ、
今やるんです。
だってモチベーションは下がっていく一方です。
最初に熱いうちに自分がどうして
トレーニングをわざわざして身体を疲れさせて、
食事管理なんて面倒な事もやって、
その為に人生の貴重な時間を割いて、
サプリメントやジム代などの費用もかけてまで
何故やりたいのか?
心の奥にある動機を見つめてみて下さい。
また変わりたいと本気で思えた自分を褒めてあげて下さい。
だってこのページを読んでいる行動出来ていれば
あなたは自分の心の中にある変わりたいと
願う気持ちに沿ってもう行動し始めているのですから。
これは余談ですが、続かない人はこの話をしても
深く自分の心の部分についてあまり考えません。
何百人とみてきましたが、ちゃんと成果を出す人は
この問いに対してちゃんと向き合って答えを考えられる人達でした。
継続させる為に今を変えたいならマザーテレサの名言が分かりやすい
マザーテレサの名言でこんな言葉があります。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
これはトレーニングを行う時も共感できるマインドなのかなと思います。
私自身も人に指導する際に良い例としてよく使っています。
これ凄くシンプルで分かりやすいですよね。
頭の中で考えた思考があるからそれを言葉として外に出す。
そしてそれは行動となり、習慣となり、性格、運命になるよと
言っています。
身体を作る事は頭の中から始まる
身体づくりも同じです。
頭の中で何故それを行うのか?
考えたことを言葉に出してみてください。
もし言葉に出すのが恥ずかしいのなら紙でも構いません。
見える状態にしてあげると分かりやすいです。
そしてそれを人に見せてください。
人は意見を言ったり、発言や意思表示を行う事で
嘘つきと思われたくない性質があります。
これはコミットメントの法則とも言い、
発言した通りの未来を歩もうとするのです。
身体づくりの世界ではそうした発言を私はさせます。
何故かというとそれを発する事で
達成出来なかったら嘘つきになるんだよ
というプレッシャーを与える為です。
身体づくりに運はありません。
例え食べ過ぎたり、トレーニングをさぼったりしても
それは紛れもなく自分自身で選択して行っているわけです。
言い換えたらそうした一つ一つの行動は運なんかには
絶対に左右されないのです。
だからこそ自分の中で求めた心の動き(思考)を
強く持って外に出すことで継続されて
最終的に結果に繋がるのです。
あなただけじゃなく誰しもが何かするとき疲れる。それをどう解釈するのか
トレーニングを行う時に当たり前ですが、疲れます。
食事制限をすれば当然ストレスが溜まります。
これもよく指導する時に言われることです。
凄く当たり前の事で言う本人も分かっている事ではあると思うのですが、
誰だって何かをする時には必ず疲れるし、労力を割くんです。
これは肉体作りに限った話ではないですが、
そうした疲労やストレスをどう受け止めるべきなのか?
小さな事かもしれませんが、こうした受け取り方一つで
ストレスにもなるし、反対に次に頑張ろうという活力にもなります。
疲れるのは嫌だからトレーニングを嫌いと受け取るのか、
自分が結果を出すために一生懸命トレーニングをしたから疲れ
手に入れたい未来の為に乗り越えるべき試練
と捉えるのか人それぞれです。
痛みや苦しい時は誰にでも必ずある
痛みや苦しさは誰にでもあるんです。
辛い時や苦しい時なんてトレーニングしていたら必ずあります。
食べたい物食べたいのが人間なんです。
辛い時ほど人を見る
私はこうした時に人を見ます。
成果を出している人を見て、あの人はそれを乗り越えた人で
もし今自分がそれをやらなかったら自分はあの人以下の存在なんだと。
勿論環境も違うし、割ける時間も違うからフェアな勝負ではありません。
だけどもそうした時に自分という人間価値を低く見てしまう人は
大抵上手くいきません。
自分にはもっと可能性がある。
自分はもっと出来る、続けられる。
本気でそう思える状態にしていかないと
続けるというのは難しいのです。
身体を変えるのに運はいらない
私が身体つくりで本当に一番良いと思う事は
運の要素がいらないことだと思っています。
この世界は平等なんかではありません。
どれだけ頑張っても時には運によって負けたり、騙されたり、
失敗したりもあるでしょう。
でも身体づくりに置いてはそれは絶対あり得ないのです。
もし身体づくりが上手くいかない人は
誰かでもなく、運でもなく、自分に負けた人なのです。
そこを辛い時に考えてほしいのです。
誰だってきついし、辛い時がある。
でもこれを達成したらあなたはヒーローやヒロインになれるんだと。
主役になれる人はいつだって痛みや辛さを乗り越えた上に強さを持っています。
それはトレーニングも同じです。
自分に向き合うことが増えるのがトレーニングの良いところ
身体づくりを上手く行ってく上で内面の心を見てあげる事が
とても大切なわけですが、
これを繰り返すと自分自身を見つめなおす時間が自然と増えていきます。
例えばダイエットなんかが非常に分かりやすいです。
ダイエットを行う時というのは
食事制限をして、食べる物にも気を使い
更にトレーニングまでしなくてはいけません。
これはどんなに筋肉があろうが、
トレーニング経験があろうが、
人の身体である以上やらなくてはいけないことです。
そうした時間は辛いものです。
ですが、そうした時間をくりかえす度に自分を見つめなおす事が
自然と増えます。
自分は何のためにダイエットなんでやるんだろう?
わざわざ時間をかけて、辛い思いをして、
それでも得たいものがあるのだろうか?
楽をしてもいいんじゃないだろうか?
いつでもやめても良いんだし、
またいつでも始められるんだから
一旦やめても良いんじゃないだろうか・・
今思い立って書くだけでも瞬時にこれだけ出ます。
こうした葛藤を何度も繰り返すうちに
自分自身に対して何度も向き合います。
そうした時間を何度も繰り返していくと
自分自身が何に重きを置いているのか
自分の価値観の線が分かるようになってきます。
どんな物事でも結果を出すならばまずは自分を知る事です。
それは惰性で生きているうちには絶対に分かりません。
辛い時、苦しい時に自分自身の価値感が
分かるのです。
トレーニングって修行と同じだよねってたまに
言われる事ありますが、
本当その通りだと思います。
勿論人によってどれだけ
ハードにするかはさじ加減が本人次第では
ありますが、
ハードにやればやるほどこうした自分を
見る事が出来るとういわけです。
挫折しても逃げても良い、負けても良い、だけど自分と必ず向き合うこと。
トレーニングの世界において失敗はありません。
途中で辞めてしまったとしても
やってきた経験や学んだ知識はこれから先も使えます。
自分自身に使わなくても人に教える事も出来るし、
栄養の知識があれば食事面で作る時や
人にアドバイスも出来るでしょう。
トレーニング自体は勿論一生やった方が良い事ではあります。
それは人間の感情を抜きにして考えて機能面だけでみればその通りです。
でも生きていれば出来ない環境に身を置かなくちゃいけなくて
仕方なしに出来ないという時もあるでしょう。
フィットネスで活躍している人達にも
病気になり、トレーニングが出来なくなるなんて方達もいます。
仕方なしの環境で出来なくなる人もいれば
自分の気持ちがトレーニング等に向かなくなって
辞めていってしまう人たちもいます。
身体づくりは強制ではありません。
やらなくてはいけない事ではなくて、
自分の幸せな未来を作るために
やりたい事でなくてはいけないのです。
だからもしトレーニングがやりたくなくなったり、
食事を考えたりする事が苦痛で嫌になってしまい、
身体づくりから離れたとしても
それは無駄ではないし、
その選択肢も全然有りなんです。
ただ日本人は頑固な一面もあるので、
今までやってきたのにどうして出来ないんだろうと
自分を追い込み過ぎてしまって
惰性でのトレーニングや食事管理をして
ストレスを溜め込んでしまうパターンが見受けられます。
幸せになるためにトレーニングや食事管理をするのだから
それでストレスを感じてしまっていては
それこそ本末転倒なのです。
そうしたストレスを抱えるのは
競技として戦いに勝つボディビル等の競技者がやるべきことで
一般的に健康を目的にしてされる方は
ストレスを抱え込むほどになってしまったら
それこそやっている意味がありませんからね。
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