身体つくりをしていく上で欠かせないのが筋肉を壊すこと。
一見すると恐く聞こえるかもしれませんが、
私たちは日常的に大なり小なり筋肉を破壊しています。
日頃運動をしていない人が急に激しい運動をして翌日筋肉痛が来るのも
立派な筋破壊の一つです。
人間は筋肉にダメージを受ける事でより強くなろうとします。
10の状態で体が筋肉を使い破壊されるとより強い11にならないと死んでしまう可能性がある!と思うからです。
筋肉がないと強い身体のような機能性も、人が羨む見た目も手にすることはできません。
ではそうした破壊をどのように行うのが良いのでしょうか?
いくつかやり方はありますが、ここでは一番効率的なやり方と
何故そういった筋破壊する事が大切なのかについて
解説していきたいと思います。
Contents
一番実は効率的なのはウェイトトレーニング
前にも書きましたが、筋肉を破壊するうえで一番効率的なのがウェイトトレーニングになります。
一般的なウェイトトレーニングというは負荷を簡単に変える事ができる為
その人にあった適切な負荷を選びやすいといったメリットがあります。
例えば分かりやすい例でいうと腕立て伏せ。
腕立て伏せは運動をあまりやったことのない方にやらせると
殆どの方が一回もできないと思います。
それは言い換えると自分の体重という重さを押し上げる事が出来ないわけです。
(60キロの人なら60キロ、40キロの人なら40キロ押せないという事。)
それに対して同じ筋肉を鍛えるダンベルプレスという種目がウェイトトレーニングにはあります。
こちらはダンベルを用いて腕立て伏せと同じ筋肉を使うわけですが、
こちらはダンベルなのでいくらでもご自身で調整がききます。
重すぎたら下げればよいし、軽く感じるのなら重くすればよい
ダンベルを変えるだけで簡単に調整ができますよね。
このようにその人その人にあった負荷を調整しやすいから
ウェイトトレーニングが一番楽かつ効率的なトレーニングといえます。
負荷をかける事で筋肉が強くなるのは先ほど述べましたが、
実はこの負荷が重要なポイントになるのです。
身体は軽すぎる負荷だとあまり変わろうとはしません。
身体が今のままじゃあぶないじゃないか・・・死んでしまうんではないのか・・??
と危険を感じるレベルの負荷で筋肉に負荷をかけないとより強くはなってくれないのです。
そのおおよその目安が10回前後で出来る負荷というわけです。
そしてその調整を上手く操作するのにウェイトを用いたトレーニングが一番
手っ取り早いというわけです。
先ほどの腕立てに戻ると分かりやすいのが、人によっては10回前後できつくなる人もいれば、
1回もできない人がいるわけです。
そういったときに負荷の法則から逸れてしまうとトレーニング効果が薄まってしまうので
ベストは負荷調整の為にウェイトトレーニングがベストというわけです。
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負荷=重りだけと考えてはNG
ウェイトトレーニングが最短の方法と書きましたが、
重りを持つ=ウェイトトレーニングと思わないでください。
一番大切なのは筋肉に適切な負荷をかける事が重要なわけです。
先ほど腕立て伏せについて例を用いましたが、
これも実はダンベル等を用いなくても負荷を変える事は可能なのです。
腕立て伏せが一回も出来ない方がいたとしたら
簡単な話膝をついて行ってもらえればなんとか10回ほどは出来るのではないでしょうか?
実際にトレーニング指導の現場でもこのように負荷率を変えてその動作を行ってもらうのは私も行います。
このように体勢を少し変えるだけでも負荷率は変わりますので、
あくまで重りを持つことこそが一番良いんだ!という解釈にはならないように気を付けてください。
あくまで私がウェイトトレーニングが良いと言っているのは
ウェイト=ダンベルやバーベルだけの事ではなく、
ウェイト=重り全般の事を指します。
自分の体重を押すのも立派な
ボディウェイトトレーニングなわけです。
日本語だと自重トレーニングなんてもいったります。
こういったやり方があってもダンベルやバーベルを用いるのは
そうした自重エクササイズよりもテクニックや重さの切り替えが
簡単に出来る為にオススメをしているというわけなんですね。
筋肉を壊せればどんな方法でも良い?
筋肉に負荷をかけて破壊をすることで強くすると説明をしましたが、
では世の中に沢山あるトレーニング法の中で
破壊出来ればどんな方法でも良いのでしょうか?
私がウェイトトレーニングが良いという理由を踏まえて説明していきたいと思います。
スポーツを行う時にも勿論筋肉は使われます。
良く日本人の方はスポーツでついた筋肉が一番自然だなんて言いますが、
今は大半のスポーツ選手がウェイトトレーニング行っていたりします(笑)
スポーツで筋肉を鍛えようとした場合スポーツは同じ動作の繰り返しになります。
バスケットボールでいうと走って、止まって、飛んで
柔道のように引っ張ったりする動作はありません。
野球でいうと投げる、キャッチする、深くしゃがむ
バスケのや柔道の様にぶつかったりは原則ありえません。
このようにスポーツで筋肉を鍛えようとした場合
必ず強くなる部分に偏りが生まれます。
そうなると全身のバランスは崩れます。
私も競技者の方を見る事がありますが、
大半の方の筋肉が特定の部分が発達していたり、反対に使っていない部分は
発達していなかったりします。
なので筋肉を見るとこの人こんな動きを日常的にしている→
ということは○○のスポーツだな!というように推理する事も可能です。
機能的な身体つくりや見た目を作るにはどう考えてもバランスが大切です。
前後左右にバランスよく筋肉がついていなければ特定の動きしか出来ない身体になり、機能性は落ちますし、
ある部分の筋肉は凄いついているけれども、ある部分にはついていなくて
バランスの悪い身体は格好よくもないですよね。
世の中にあるウェイトトレーニングを除いたエクササイズはこの
バランスをピンポイントで作ってくれるエクササイズはありません。
勿論一長一短で良いところ悪いところもありますが、
あくまで機能的、見た目的な体を作るのならば
ウェイトトレーニングでピンポイントで体を強化するのが
一番効率が良いでしょう。
勿論その後に全身運動も行っていきますが、それもウェイトを用いながらが一番効率が良いといえるでしょう。
疑似的な破壊をする事で体に恐怖を与える。重りという概念
では何故筋肉に負荷を与え破壊することで体は強くなろうとするのでしょうか?
それは極端にいうと死に近づく行為だからです。
身体に意図的であろうと偶発的にだろうと負荷がかかった場合
それは紛れもなくダメージです。
身体がダメージを受ける=攻撃されていると認識します。
そうなると体は強くならないと死んでしまう・・という状態に入ります。
実際トレーニングに置いて正しく行えば死ぬことはないので、
これらは全て疑似的にそういった環境を作っているといえるわけです。
私がウェイトトレーニングを押す理由で負荷設定が簡単だからと説明しました。
これも結局はそういった疑似的な環境を作り出すために簡単だから推奨しているというわけです。
負荷をかける事でDNAはより進化しようとする
負荷をかける事で疑似的な死に近づける環境を作っていると説明しましたが、
どうして身体はそもそもそのような反応を示すよううになったのでしょうか?
ここにはDNAに刻まれた進化が関係しているのです。
そもそも人も動物なので、はるか昔には狩りをしていました。
そうした環境下の中で全力で筋肉を使い、
時には逃げたり時には狩りをする為に思いっきり動いていました。
全力を出さなければ反対に殺される可能性もあるような時代です。
そういった環境下にいたときにDNAは今以上に強くならないと
狩りの成功率が高くならないという問題にぶち当たりました。
なので筋肉が破壊され狩りをして得た動物(たんぱく質)を食べる事によって
進化の為の手順になっていったのです。
現代では食べ物は飽和していますし、
狩りをする必要もありません。
殺されるような危険性もありません。
ですが、DNAに刻まれた身体を強くする方法はここ数百年ほどでは変わりません。
なのでトレーニングのような疑似的な環境を作り、
より強い肉体になる事で進化をするために負荷や栄養が必要とういうわけです。
原始時代や狩りの話をすると
そんな壮大な話あるかよ(笑)という方がたまにいますが、
身体づくりを行う全ての効率的な行動は原始時代と同じ行動をしているのです。
たんぱく質を摂る→動物を狩って食べる行為
筋トレをする→全力で獲物を狩る、時には全力で逃げる筋肉を使う行為
食べる順番→昔は日持ちしないので、朝に果物を摂り昼に狩りをしてたんぱく質、夜は少なめで
22時~2時一番筋肉にとって一番大事な就寝時間→暗くなったら眠り、日が出たら目覚める
上記だけでも現代で健康医学で重要視されている項目と必ずかぶります。
様々な視点からみても原始時代の生活をすれば
機能的な体や良い身体というのに勝手になるのです。
何故か?簡単です。
太っていたり、ガリガリにやせ細っていれば
狩られる側の体だからです。
人間が生き抜くために進化の歴史がこうした視点からでも読み解くことが出来るというわけなんですね。
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